1900年から1930年代頃につくられたダブルのドライビングコート。少し目の粗いベージュのリネン生地です。ドライビングコートとは、昔のオープンカーに乗る際に埃よけに着られたオーバーコートです。当時車に乗るのは限られた人だけだったため、このようなコートは絶対数が少なく、シンプルなものが多い中、こちらはショールのように大きな襟飾りやレースが縫い付けられた装飾が個性的でとても珍しいものです。ボタンは綺麗な光沢のある大きめのシェルボタン。ネックトップのタブを留める見えない部分のボタンのみ樹脂製です。カーブした袖は肩にギャザーが入り、ボリュームのあるシルエットです。左右のウエスト下あたりに大きなポケットがついています。脇、ポケット、袖口、ボタンホールまわりにスレや穴、ほつれなどのダメージがみられます。その他、裾あたりにシミなど経年の傷みがあります。それらの傷みは着用には問題なく良い風合いとなっていますが、ダメージを気にされない方にお勧めいたします。女性のLサイズくらいです。サイズは大きめですが、クタッとした良い素材感ですので、少々オーバーサイズでも着ていただけると思います。
サイズ:着丈132cm、肩幅39cm、身幅52cm、袖丈約63cm France
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