19th c. frilled sleeve bodice
T-p228

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19世紀につくられたボディス。薄いリネン素材です。身頃は二枚布で、表は薄いガーゼのような布、裏には目の詰まった薄手の布がついています。フロントのウエスト部分にボーンが入っています(くじらのヒゲだと思います)。手縫いでつけられた袖はフリルが4段で、上2段がバルーン状で膨らみがあり、下2段は前が短く後ろが長めの独特なつくりでシルエットが綺麗です。ネック周りのフリルは2重になっているのに小ぶりで上品さを感じます。バックはレースアップ、とても良い雰囲気がある品です。バック下方左右部分は傷みを隠すために上から布がつけられ3枚になっています。ウエストの切り替え下も後付けされたもののようで簡単に縫われています。表地にかなりのダメージ、シミや直し、穴が多くあります。裏地はしっかりとしています。小さめで繊細なため実用向きではないかもしれませんが、存在感がある素晴らしい品ですので、絵を飾るように空間のアクセントとして取り入れるのも素敵だと思います。

サイズ:着丈 フロント約42cm/バック約46cm、肩幅約43cm、身幅約40cm、袖丈約36cm   France



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